ロスカットはどうする?

為替や株の初心者は(初心者に限りませんが)何故ロスカットができないのでしょう?
これについては、いくつかの為替初心者向けの書籍などで次のように述べられています。

資産運用の初心者には、初心者であるがゆえに以下の心理が働いてしまうのだとか。
つまり・・・
「FXスワップポイントのプラス分があるはずだから、多少の損なら相殺できるだろう」
「相場が上昇したことがあるんだから、待っていればまた上昇するだろう」
・・・といった希望的観測。

これを例に挙げてかの知人に問うてみたところ、どうやら図星のようでした(笑)
相場がマイナスになり始めた頃に前者の考えが生まれ、損益が大きくなる頃には後者の考えがあったということなんですね。

しかし、これらは全て予想でさえなく、単なる希望的観測に過ぎないのです。
損を相殺できるほどのスワップポイントなんてありませんし、相場が上昇するなんて誰にも断定できません。
為替に見込みがなくなった時点で、知人はさっさとロスカットしてしまえばよかったのですね。

とはいえ、前回も述べたとおりロスカットは初心者でなくとも難しいものです。
ではどうすればよいのかというと、自分で期間や基準を決めておくことでしょう。
上昇を続けているなら良いのですが、一定以上に下がった場合は即座にロスカットしてしまう意思を持っていなくてはなりません。

そういった点では、期間の短いデイトレードはリスクが少ないともいえるでしょう。
往々にして、為替をインターネットで取引するデイトレードは取引中はひたすらパソコンの前に待機しており、僅かな為替変動をも見逃さない方法ですからね。
初心者にはそういった潔さも必要なのです。

初心者のロスカットミス

為替取引(FX)は株初心者でも始めやすい投資です。
しかし、初心者が陥りやすい失敗パターンというものがあります。
・・・言っておきますが、初心者にありがちな失敗パターンというのは、特に為替取引に限った事ではありませんよ。
初心者による株式投資にだって充分ありうることです。

実は私の知り合いに、この典型的なパターンにはまった者がいるのです(-_-;)
初心者ながら行っていた経験があり、それだけに資産運用には自信があったようなのですが、FXはそう簡単にはいかなかったということでしょうね。
さて、どんなパターンに陥ったのかと言いますと・・・

その知人はある日とある通貨にエントリーしました。
エントリーしてから徐々に相場が上昇し、利益でいうと10万円にまで上がったのです。
そこで売却してしまえばよかったのですが、その後じりじりと相場が下降してきてしまいました。
とはいえ、知人は10万以上の利益を得ようと欲を出したわけではありません。
このような変動は為替にはよくあることです。

さて、じりじりと下降してしまった相場はやがて利益がマイナスになるほど下がってしまいます。
しかし、知人は考えた。
「多少の損ぐらいなら、もう少し待てばまた上昇するかも・・・」

ところがそううまくはいかなかったのですね~。
上昇することなく更に下降してしまったのですが、そこで知人は考えた。
「このままでは損ばかりだから上昇するのを待とう・・・」

・・・この結果、最終的に相場が上昇しないまま知人は損をしてしまったという。
このようにタイミングを掴めずロスカットができないのは、為替や株の初心者によくあることです。
とはいえ、初心者でなくともロスカットのタイミングを見極めるのは難しいことなのですよ。
おそらく、私の知人以外にもこういった初心者は多いことでしょう。

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